先ほど、相談された案件です。
前にも書いたと思いますが、更新時に理由書を書くことをおすすめします。
相談者は、レストランの飲食店を会社で経営しています。赤字が続いており、今まで更新期間も「1年」であったようです。
今回、レストランは、徹底した経費管理により、少し黒字になったようです。しかしながら、売上自体は、大幅に減りました。
飲食店やレストランを会社で経営し、決算する場合、
- まず「売上」があります。
- 「売上」から材料代を引く。これが、「仕入」です。
- 「売上」から「仕入」をひいた利益を「売上総利益」、「粗利」といいます。
- 3の「粗利」から、「役員報酬(社長の給料)」、「従業員の給料」、「家賃」、「光熱費」等=「般管費」を引いたのが、営業利益です。
何を言いたいかと言えば、会社で黒字をだすことは、前もって計画することで、役員報酬等の増減で調整できるということです。
赤字の原因が、「役員報酬のもらいすぎ」では、意味がありません。
今回の相談者は、売上は減少しましたが、仕入れの見直し、人件費の見直しで黒字になりました。そして、今年よりレストランのほかに新規事業も手掛け、徐々に売上も上がってきています。
この場合、確かに「投資・経営」のビザをとるときの事業計画書は、確かにレストラン事業と書きました。しかしその後、その事業がうまく行かないのであれば、「他の事業をやってもよい!」ということです。
この相談者は、海外からの観光客の案内として、人を雇用し、「通訳兼案内」の事業をはじめています。こうした事業計画書を、更新時に、入管にアピールすることで、「3年」のビザがとれるかもしれません。
自分の会社の「いいところ」をもう一度見直して下さい。
瓜生